公開日: |更新日:
注文住宅完成までの流れ
注文住宅を建てるにあたって、完成までに様々な手順を踏むことになります。
計画を立てる
まずは自分たちで、どのような家を建てたいのか計画を立てることが一歩目です。最初は理想の方が強く、イメージあるいは現実味のない計画であっても良いでしょう。徐々に情報が増えるに従い、できることとできないこと、必要なことと不要なことが分かってくるはずです。もちろん自分たちだけで計画を立てるのではなく、業者と話し合い等を行うことで、より現実味のある計画となっていきます。
「今」と「将来」を想像して計画を
ライフプランを計画していく上で大切なのは、今の生活と将来の生活の両方をイメージすることです。今の生活を満たすことを考えるのももちろん大切ではあります。しかし、子供の成長や仕事の環境変化や老後の生活など、今後を視野に入れた計画も考えないと後に苦労するかもしれません。
自分たちが何を優先すべきか、将来設計とともに明確にしていきましょう。立地面では通勤、周辺の商業施設や医療機関、治安などをチェックします。建物面では
- 広さ
- 快適さ
- 断熱性
- 機能性
など自分たちが何を優先するかをイメージして、項目は具体的に書き出していくのがおすすめです。
設計を行う
ある程度方向性が定まったら、次は設計です。おそらく注文住宅のフローにおいて、設計が何よりも時間がかかります。設計は、先に決めておいた計画を形にするものです。業者側が様々な設計を提案してくれるかと思いますが、なかなか妥協できないケースも珍しくありません。
また、業者の設計がというよりも、身内で意見がまとまらないケースもあります。業者の提案に対し、妻は気に入ったけど夫が気に入らない、あるいはその逆のパターンが起こるかもしれません。
話がまとまらずにマイホームの計画がとん挫してしまうのもこの部分です。注文住宅建築の中で、最も大変な部分になるので覚えておくと共に、ここで挫折してしまうと理想のマイホーム実現が遠のくでしょう。
基準の間取りを決めておく
設計を進めていく時に、どのような間取りにしたいかという基準を決めておくようにしましょう。「快適で住み心地のよい家が良い」と漠然な基準だと、あれも良いこれも良いとなって計画が進んでいきません。
- 和室が欲しい
- 子供部屋は広くしたい
- 開放的なリビングしたい
など具体的な要望を持っておくと、設計士から間取りを提案された際の判断がしやすくなります。
また、設計の際に重要なのが導線です。
- 家事が行いやすい導線
- トイレや風呂など衛生面に関する導線
- 来客が通る導線
など自分たちのライフスタイルに合った導線にすることが大切です。
仮契約
設計が決まると仮契約を結びます。注文住宅だけではなく、不動産の購入は「権利を譲渡してもらう」との側面もあるため、書類へのサインが必要です。仮契約そのものは、既にある程度話がまとまった段階で行われるので、仮契約でトラブルが起きるケースはそうそうありません。しかし、契約したことは今後変えることができないので、契約内容はしっかりとチェックしておきましょう。
仮契約前に再度確認を
建築会社との仮契約は「仮」とは名ばかりで、実際には手付き金を払うため本契約と同等の契約を結びます。仮契約を結ぶ前には、必ず契約プランを見直すようにしましょう。納得がいかない部分や不明な点は解決しておかないと、後々後悔することもあります。
仮契約後に本契約をキャンセルした場合はお金が発生するのか、手付き金は返金されるのかなどの確認もしておくようにしましょう。仮契約といっても、契約書に記載されている内容は法的な効力が発生します。安易に捉えないことが大切です。
施工を開始
仮契約を経て、施工が開始されます。施工期間はそれぞれ異なりますが、施工に関しては依頼者側ができることはないので見守るのみです。ただし、注文住宅は建売とは異なり、施工している段階をチェックできます。
休日には自分たちの家がどのように完成していくのか、見学してみるのも良いでしょう。その際、できれば実際に工事をしている時に顔を出すことも大切です。どのように施工をしているのか確認ができますし、気になることがあれば質問できます。
ご近所へのあいさつや職人への気遣いも忘れずに
施工が開始されたら、後は職人さんにお任せする形となります。この時に近所住民へあいさつをしておくと良いでしょう。工事期間は騒音や作業車の乗り入れなどで、近所住民に少なからず迷惑をかけてしまいます。あいさつ無しにそのままでいると、周りからの印象が悪くなったり、人間関係に影響を及ぼしたりすることになるかもしれません。業者が近所へのあいさつを行うこともありますが、一緒に同席するのが理想的です。
現場の進行具合を見に行く際、職人さんへの差し入れを行うのも良いでしょう。すぐに消費できる飲み物が一般的です。また、施工過程で気になる点がある場合は担当である営業の人や現場監督に確認するようにしましょう。
引渡し
家屋が完成したら、引き渡しとなります。ここまでの時間はそれぞれ異なりますが、引き渡しを以て新生活のスタートです。ただし、入居後に不備等に気付くケースもあるので、完成後の調査も依頼しておきましょう。各所が設計通りなのか、不備・トラブルはないのかを確認しておくのがおすすめです。
住宅ローンの実行に鍵や必要書類を受け取る
引渡しの際は住宅ローンの手続きをしたり、確認検査機関による検査済み証や各種保証書に鍵などを受け取ったりします。登記手続きも行われるため、必要書類を多数準備しておきましょう。多くの場合、建築会社の担当者が事前に手続きを行って必要書類を提示してくれます。
土地の購入費用をチェック
注文住宅において、最も費用がかかるのが実は土地の費用。土地の費用は広さに比例しています。路線価によって坪単価は異なりますが、取得費用は高額になりがちです。また、取得した土地の地盤が弱い場合、取得費用に加えて地盤改良工事も必要になります。地盤改良工事は決して義務ではありませんが、その後何十年と続く生活の「基盤」となる部分なので、できればよい状態の方が良いのは言うまでもありません。結果、「想定外」の費用がかかりやすいです。
建築にかかる費用
本体工事
本体、つまりは家そのものを建てるための工事です。注文住宅に於いては本体工事の費用はおよそ75%前後とされています。つまり、本体工事費が1500万円の場合、75%程度で1,500万円になりますので、総額としてはおよそ2,000万円かかる計算となります。
別途工事費
別途工事費は本体工事費以外のすべての工事費です。例えば既に土地に建物があれば解体費用がかかりますし、地盤改良から外構工事、照明菊浩二からカーテン、さらには空調や屋外電機、施設工事。これらの工事費用は「別途工事費」に計上される部分です。費用の割合としては本体工事費よりも少ないものの、生活に於いて大切な部分を担う工事となりますので、決して欠かすことができません。また、これらの工事は全てを引き受けてくれるところもあれば「この部分はお客様で」というスタンスの業者もありますので、見積もり時、別途工事に関しては費用だけではなく、どのような工事が用意されているのかも確認しておきましょう。
諸経費
諸経費とは、工事以外の費用。例えば住宅ローンの保険料もその一つです。他にも上棟式の費用、近隣住民への挨拶費用等もこちらに計上されるのですが、諸費用に関しては業者によって異なる部分が多々あります。そのため、諸費用の内訳までしっかりと確認しておきましょう。
二世帯住宅にも補助金制度!
二世帯住宅の建て替えポイントをまとめました
注文住宅の費用が予算を超えてしまう場合
注文住宅では、計画段階で予算オーバーしてしまうことは決して珍しくありません。あれもこれも…と理想を形にすれば、むしろ予算内に収めることの方が難しいものです。しかし、現実的に予算は限られているものです。
そこで、コストカットが求められますが、コストカットしてよい部分としてはならない部分は覚えておきましょう。コストカットしてはならない部分としては構造です。構造をコストダウンすると、気密性や防音性が劣るなどして日常生活のストレスが高まってしまいます。
一方、設備は多少グレードダウンしても利便性は変わりません。浴室やお手洗いは最新のものではなくとも利便性はそこまで変わりませんので、それらの設備からコストダウンを考えてみると良いでしょう。



