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注文住宅を建てる際に大事な打ち合わせ
ここでは注文住宅のおける打ち合わせについて解説しています。希望通りの注文住宅を建てたいと考えた場合に、担当者との打ち合わせはとても重要なファクター。打ち合わせを綿密におこない、業者とイメージをすり合わせることでイメージした家に近づきます。
打ち合わせが大事な理由
住宅づくりでは打ち合わせはとても大事になってきます。施主と業者との間に具体的な完成イメージの共有ができていないと、イメージ通りの家は完成しません。予算も確認していないと、望んではない設備までつけられて費用が膨らむ可能性があります。
カタログや担当者からのアイディアを聞いていると、希望に沿った完成イメージが思い浮かびます。しかし、メリットだけでなくデメリットまで詳しく聞かなければ、完成後に「不要だった」ということになりかねません。だからこそ打ち合わせで細かい条件、希望について伝え、お互いの認識をそろえる必要があるのです。
打ち合わせをおこなうタイミング
打ち合わせはおこなうタイミングも重要です。要所で実施することでスムーズに連携をとることができます。
着工前
着工前は特に大事なタイミングとなります。間取り、仕様、設備などを施主と施工会社がすり合わせを行います。その後はおよそ7回から15回程度の打ち合わせになるでしょう。
着工前に確認しておくべき譲れない条件と希望です。はっきりと伝えることで施工会社も確認作業を減らせます。あやふやな場合でも担当者と相談しながら詰めていきましょう。また、疑問点や質問も併せてリストアップしておくことをおすすめします。予算も「恥ずかしい」と考えるのは不要です。正直に答えておき、予算以上の見積もりを提示されないようにしておく必要があります。
着工後
着工後の打ち合わせは3回から5回程度を考えておきましょう。確認するのは設計通りに工事が進んでいるか?で、イメージや内容が違う、考え直して修正が欲しいなら早いタイミングで施工業者に伝えなければなりません。
細かな内装も着工後のタイミングで調整や相談可能です。壁紙のデザインやカラーなどを決めていきましょう。ただし、壁紙も種類が多く、費用が高いものもあります。着工前に、打ち合わせの時点である程度、どんな壁紙が良いか意志を固めておくとスムーズです。
引き渡し前
引渡し前は最終確認を兼ねた打ち合わせです。2回から4回程度が目安で気になるところや問題がないかを確認します。その後、引き渡しと引っ越しとなります。
明らかに問題があるならここで修正依頼をします。業者に悪いからと遠慮は不要です。1回目の打ち合わせで「ここは最初の打ち合わせと違う」「これはちょっと問題がある」というふうに問題点を伝えたら、2回目の打ち合わせ業者が解決策を伝えてくれるという流れで進みます。
打ち合わせで確認したいポイント
打ち合わせではとくに確認したいポイントがあります。業者との適切な共通認識により失敗を回避するためにも重要です。
予算
予算がないとどんなに希望があっても叶いません。業者もプロですから予算内に要望を叶えるために、無数のアイディアを提示してくれますが限界はあります。打ち合わせ前に上限を決めておくことが必要です。
明確に予算を決めておけば、業者も調整できます。予算を曖昧にしてしまうと着工寸前で計画が見直しになるケースもあるのです。着工も遅れますし、注文住宅の完成まで時間がかかります。そのため、打ち合わせ前には予算と上限を明確に決めておきましょう。
外観
外観も優先的に考えておきたいポイントです。外観デザインは業者選びにも関係します。業者にも得意なスタイルがあるからです。和風住宅と南欧風では大きく違います。なんでも対応できる柔軟な業者もありますが、打ち合わせ前に方向性を決めた上で得意な業者に相談したほうがスムーズです。
その上で具体的なイメージを業者と共有しましょう。イラストや施工例などを提示するとわかりやすいです。その上で細かな要望を伝えたほうが大きな失敗を避けられます。抽象的なイメージだけで打ち合わせに挑むと、少しの解釈やイメージの違いが大きな失敗につながるため注意が必要です。
住宅性能
住宅性能は快適な生活をする上で欠かせません。個性的でおしゃれな家ができても、住宅性能に難があれば不満が出てきます。住宅性能をあげるためには、断熱や防湿、通気性や防音性能など踏まえて考える必要があります。
踏まえる要素は建てる土地の気候風土にも影響を受けるため注意が必要です。家族のライフスタイルも踏まえれば求める住宅性能は変わります。住宅性能にこだわり高品質なものを選ぶと予算は一気にふくらみます。打ち合わせの早い段階から、業者と相談したほうがいいでしょう。
設備・素材
設備や素材もこだわれば、金額が高くなる要素です。素材の種類、設備のグレードは高くなるほどコストに直接跳ね返ってきます。こだわりたい設備や素材は、優先順位を付けておくのがポイントです。簡単に追加できない、交換できないものは優先順位を高くします。
設備を考える場合、業者と、将来交換することを前提にした設計にしてもらうのもポイントです。譲れないこだわりを中心にした上で、予算内に収められる選択肢を慎重に判断しましょう。
間取り
間取りも重要です。家族で話し合って決定してください。基本的に生活動線や部屋の配置は、自分の生活に照らし合わせて考えやすいためイメージしやすいです。ただし、収納スペースは家族個人個人で使用するタイミングもシチュエーション、持っている物の大小や数で異なります。
「収納なんて適当でいい」と考えると、結果的に、物をしまうスペースが不足する、収納力が弱いなどの問題が出て不満が出てくるのです。収納については業者としっかり相談し、アイディアを出してもらいましょう。使い勝手を考えたアイディアを提案してくれます。
動線
動線も打ち合わせでは業者としっかり相談しておきたいポイントです。家事動線以外にも動線は数多くあります。家事動線は家事をするときの動線です。生活の中で一番利用するため優先順位は高くなりますし、他の動線を考える上での軸になります。
通勤動線は、目覚めてから出勤するまでの動線です。考える時点ではなく、将来的に増えたときのことも踏まえて考えましょう。衛生動線は水回りの動線です。水が飛散る、大きな生活音となるため、リビングや各家族の部屋とどう折り合いを付けるかを考えます。また、来客動線もあり、家族のプライベートな空間との兼ね合いを考えなければなりません。
仕上げ
無事に工事が終わったら、立ち会いをして仕上がりをチェックします。業者を信頼するのはいいことですが、仕上げのチェックをいい加減にすると後になって見つかったときが問題です。不具合は早く見つけたほうが、スケジュール的に業者も対応しやすいでしょう。
支払い
支払いに関しても相談しておきたいポイントです。住宅ローンの準備は事前に進めておきましょう。住宅ローンは審査が必要です。業者と契約する前段階で複数の金融機関に仮審査を進めておくことで、契約後の流れもスムーズに進みます。
なにかしらの事情で審査に不安がある方もいるかもしれません。ただ、業者の中には、地元の金融機関を密接な関係を構築している所もあります。その場合、相談に乗ってくれることもあるためチェックしておきましょう。
打ち合わせで失敗しないために
打ち合わせで失敗しないためには、話し合いがスムーズになるように事前準備をしっかりとしておくのがポイントです。
着工前、業者がまだ決まっていない時点でも、予算や外観、質問したいことをメモに書いておきます。住宅ローンの仮審査もしておくと良いでしょう。着工後は問題がないか立ち会いの上で確認してください。その際、特にチェックしたい内容もメモに書き、確認すると良いでしょう。打ち合わせはその場の思いつきではなくメモに書いてしっかりと準備をしておくことが成功につながります。



